作品名
未来少年コナン

作者
監督
主な声優
1分で分かるあらすじ
世界がグラグラッと揺れて、ドカーンと沈んだ未来。超磁力兵器の暴走で地球の大半が海に沈んでしまったのです。そんなドエライことが起きた20年後の未来。小さな島で生まれ育った少年コナンは、どこまでも無邪気で無敵の怪力少年! しかし、ある日、波間に揺れる美しい少女・ラナと出会ったことで、彼の運命はグイッと大きく動き出します。
ラナは「インダストリア」という軍事国家に追われる少女でした。その理由は…なんと! 彼女の祖父こそ、世界を救う鍵を握る天才科学者だったのです!
しかし、そんな重要人物を放っておくわけがない悪役・レプカ! 彼はしつこくラナを狙い、ついには彼女をさらってしまいます。さあ、ここで黙っているコナンではありません! 「ラナァァァーー!」と叫びながら、彼は嵐を突っ切り、敵地に単身乗り込むのです。絶体絶命? そんな言葉は彼の辞書にはなし!
彼の持ち前のタフさと、強烈な足腰、そして純粋な心で仲間を増やし、立ちはだかる強敵を乗り越えていきます。愛と友情、冒険とサバイバル、ちょっぴりロマンスも詰まったこの物語。最後には希望の光が差し込み、未来が開けるのか!? さあ、あなたもこの壮大な冒険の世界へ飛び込んでみませんか?
シリーズ・関連作品
- 劇場版『未来少年コナン』(総集編)
- 『未来少年コナンII タイガアドベンチャー』(スピンオフ)
- 『天空の城ラピュタ』(作風の類似)
予告動画
天空の城ラピュタと同じ世界線⁉︎
「ムスカとレプカ、血のつながりある説」という都市伝説があります!
皆さんご存知の方も多いと思いますが、ジブリ作品であの有名なアニメ天空の城ラピュタ。そこで登場するムスカが本作で登場するレプカのご先祖という、ファンなら二度見する話があります。
ただこれについては、宮崎駿監督は明言しておらず、この都市伝説を確かめる術はありません。
なぜこのような都市伝説が生まれたかを考えてみましょう。
・異様に似た雰囲気
・支配者気質
・テクノロジーと権力を利用しようとする
この3つが大きな要因ではないかと考えます。
また時系列的の観点から、未来少年コナンの物語の背景には、「超磁力兵器戦争による文明崩壊」という壮絶な歴史があります。一方、天空の城ラピュタの世界では、 ラピュタ王家が滅び、その技術が失われている という設定です。ラピュタの時代は19世紀、コナンの世界は21世紀。つまり、 ムスカ(19世紀)→レプカ(21世紀)という流れになる のです!
よって… 「ムスカはレプカの御先祖である可能性は高い!」 という仮説は成立するのです!これは公式設定ではなく、あくまでもファンの考察に過ぎません。。しかし、想像するのは自由!もう一度彼らの物語を見返し想像を膨らませましょう♪
未来少年コナン 人気の話 5選
第1話 「のこされ島」
世界が沈んだ…そして少年は生まれた! 孤島で生きるコナンがラナと出会い、運命が動き出す記念すべき第一話! 無邪気で最強なコナンの登場シーンから、一気に物語に引き込まれます。
第4話 「バラクーダ号」
ラナを連れ去った敵の船「バラクーダ号」に、コナンが潜入! その怪力っぷりと勇敢さに、もう目が離せない。ダイスとの掛け合いも面白い名エピソード。
第13話 「ハイハーバー」
ついにたどり着いたラナの故郷・ハイハーバー。しかし、そこにはインダストリアの影が…。農村で繰り広げられる熱い戦いと、ラナとコナンの絆が光る一話。
第20話 「再びインダストリアへ」
レプカの悪事を止めるため、コナンたちは再び敵地へ乗り込む! シリーズ後半のクライマックスに向けて、一気に緊張感が高まる回。
第26話 「大団円」
ラストはまさに手に汗握る大決戦! レプカとの最終対決の行方は!? そして、未来への希望は残されるのか!? 感動の最終回。
※忙しい人向けの簡単ネタバレ
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ネタバレ注意
コナンはラナを救うため、仲間たちと共にインダストリアと戦います。レプカの陰謀を打ち砕き、ついに未来への希望を取り戻したコナンたち。大地が甦り、人々が平和に暮らせる日が訪れます。そして、コナンとラナは新たな世界で共に生きることを誓い、物語は大団円を迎えます。
有名なセリフ
- 「ラナァァァーーー!!」(コナン)
- 「上にはコナンがいます。私、だからへいき」(ラナ)
- 「俺たちは海の男だ。なぁ。共に苦しみを分かち合い、嵐と戦い、はるかな水平線のかなたへ夢を求める男」(ダイス)
- 「あったり前のことを決めるのに、もたもたしてるなぁ」(ジムシー)
- 「ぼくらの未来は、これからだ!」(コナン)
作品功績
興行収入

興行収入:TVアニメ版のため非公表
受賞歴

1979年 第3回日本アニメ大賞・優秀作品賞
文化庁メディア芸術祭「日本のメディア芸術100選」選出
2000年 NHKアニメ100選(視聴者投票)
解説【起・承】
この作品の【起・承】部分は、まさに「物語の扉を開けた瞬間」のようなワクワク感が満載です。未来少年コナンの物語は、未来世界で繰り広げられる壮大な冒険が描かれているのですが、その起点は何と言っても、荒廃した世界に住む一人の少年、コナンとの出会いから始まります。何もかもが壊れ、荒野と化した地球で生きる少年コナン。その髪の毛は風になびき、目は希望に満ちていますが、何せ世界は荒れ果て、ロボットに乗った巨大な敵や悪党たちがひしめいています。そんな世界でも、コナンはいつも笑顔を絶やさず、勇気と知恵で仲間と共に立ち向かうのです。
物語の冒頭、コナンは島で一人、また一人と仲間を増やし、立ち向かう準備を始めます。まるで荒れた世界での一筋の光のようなコナンの存在。彼が出会うのは、ただの仲間ではなく、彼を取り巻くすべての状況が試練のように感じられる、何かとてつもなく壮大な冒険に引き込まれていく運命のようなものです。

スタッフによる作成画像
そして、コナンと彼の仲間たちが織りなすストーリーが【承】に進むとき、物語はますます激しく、そして感動的になります。コナンの周りに現れる個性豊かなキャラクターたちが、この荒廃した世界でどのように人間らしさを保ちながら、助け合い、夢を追い続けるのか。ここではただの冒険が始まるわけではなく、視聴者も一緒にその一歩一歩を踏みしめ、未知の世界に足を踏み入れていく気持ちがわき起こります。
あっという間に冒険が始まり、コナンが対峙するのは悪党たちの巨大な基地や巨大ロボット、さらには人々の心の中に潜む闇です。しかもそれらを乗り越えるためには、ただの力だけではなく、知恵と勇気、そして仲間との絆が試されるのです。この「未来少年コナン」の【起・承】部分は、シンプルでありながら心に残る印象的な瞬間で溢れていて、何度でも繰り返し見たくなるような作品に仕上がっています。まさに最初の数分で視聴者はその魅力に引き込まれ、引き返すことのできない冒険の旅へと出発するのでした。
解説【転・結】
さあ、物語の【転・結】部分へと進みます。冒険の旅がさらに過酷を極める瞬間が訪れます。コナンが乗り込んでいた荒れ果てた世界をさらに打破するような勢いで、あらゆる問題が積み重なり、ついにクライマックスへと突入するのです。コナンの前には強大な敵が立ちはだかり、ただの勇者ではなく、すべてを背負った男としての覚悟が試される瞬間がやってきます。
それは、コナンが、いよいよ人々の未来を懸けた壮絶な戦いに挑む時です。彼の仲間たちもまた、必死にその一歩を踏み出し、彼を支えます。この段階では、コナンは単なる少年ではなく、時に冷徹なまでに使命を果たさなければならない「未来の救世主」としての役割を担うことになります。そして、彼が戦う相手は、ただの敵ではなく、未来の人類を背負った存在たちなのです。

スタッフによる作成画像
しかし、ここからの展開は予想を超える壮絶さ!ついに決戦の時が来ると、コナンの心の中で何かが変わり、彼自身も知らなかった力を引き出します。勇気、知恵、仲間との絆。それらが重なり合い、ついには未来の希望を手に入れる瞬間が訪れるのです。物語はどんでん返しを迎え、その結末に涙を流さずにはいられません。誰もが予想しなかった形で、物語は感動的なフィナーレを迎えるのです。
それでも、コナンの冒険は終わらない。彼の姿勢は変わらず、未来に対する希望を胸に抱いて、新たな一歩を踏み出していくのでした。コナンの冒険は、ただの戦いの物語ではなく、未来を信じる力、仲間を信じる力、そして自己を信じる力の物語であり、そのエネルギーを最後の最後まで感じることができる、まさに心に残る結末でした。
未来少年コナンのまとめ
未来少年コナンの物語は、まさに心が躍る冒険の連続です。コナンが出会う仲間たち、そして悪党たちとの戦い。最初から最後まで見逃せない、展開の連続です!コナンの心を動かす言葉、そして彼の勇気に触れたら、あなたも心のどこかで「自分もこの世界に生きてみたい!」と思わずにはいられないことでしょう。
物語はただの冒険にとどまらず、深いテーマを描いています。それは「未来を信じる力」や「仲間との絆」、そして「希望」を描いたヒューマンドラマでもあります。コナンの勇気と成長を通じて、どんな困難な状況でも前を向き続け、歩みを進める大切さを教えてくれるのです。どんなに荒廃した世界でも、希望と勇気を持ち続けることが未来を切り開く力となるのです。人類がどれだけ絶望的な状況にあっても、希望の光は決して消えない。それが「未来少年コナン」の根底に流れるメッセージです。
この物語の最も素晴らしい点は、ただの冒険物語ではないことです。コナンの成長、仲間との絆、そしてその中での苦悩と葛藤。それを乗り越える姿を見て、あなたはきっと勇気をもらえるはずです。コナンと共に冒険の旅をすることで、自分の中の力を引き出し、明日をもっと良くするために前進できる気がしてくるかもしれません。
あなたにおすすめ
余談・小ネタ
未来少年コナンには、ちょっとしたトリビアや面白い小ネタがたくさんあるんです!例えば、この作品の監督を務めたのは、あの宮崎駿監督!彼の代表作「風の谷のナウシカ」や「天空の城ラピュタ」などと同じく、自然との共生や人間の成長をテーマにした作品です。実は、「未来少年コナン」が宮崎監督の初の大ヒット作であり、ここで培ったスキルが後の作品に大きな影響を与えたと言われています。
また、コナンの相棒、ジムシーに関しても面白い事実があります。ジムシーは、コナンの最初の冒険で一緒に活躍する重要なキャラクターですが、その名前には驚きの由来があるんです。ジムシーの名前は、英語の「Gymsy」から来ているんです。これは「ジプシー」という意味で、ジムシーのキャラクターが、物語の中で自由奔放に生きる姿を表現しているんですね。日本語に訳されると少し意味が異なってくるかもしれませんが、キャラクターの魅力は間違いなく伝わります。
さらには、作品の作画についても少し触れておきたいところ。実はこのアニメ、作画に関してもかなり力が入っているんです。特に、コナンと仲間たちが冒険する荒廃した世界の風景が非常にリアルで印象的で、宮崎監督の世界観が色濃く反映されています。それだけではなく、作画スタッフが非常に少なかったため、シーンごとに手作業で丁寧に描かれた背景の数々が、今でもファンの間で語り継がれています。

更新日: 2025-04-10