作品名
ルパン三世 PART2 (TV第2シリーズ)

作者
監督
主な声優
1分で分かるあらすじ
大胆不敵、天才的、そして自由奔放──ルパン三世が帰ってきた!今度の彼は、赤いジャケットに身を包み、世界中を股にかけて大暴れ。金庫の鍵?そんなものは必要ない。美女の心?彼の手にかかれば、ひとひねりだ。狙うは世界に眠る秘宝の数々。そして、それを阻止せんとするのが、執念の刑事・銭形警部。「ルパーーン!逮捕だーー!」今日もどこかで銭形の悲鳴がこだまする。
変装の達人・ルパン、銃の名手・次元、剣豪・五ェ門、そして謎多き美女・不二子。彼らが織りなす華麗なる強奪劇は、予測不能、常識無視、そして痛快無比!しかし、そんな彼らの前には、時に手強いライバルが現れ、時にとんでもないトラブルが降りかかる。怪盗と警察、知恵と知恵、スリルとユーモアが交錯するこの世界で、果たしてルパンは最後に笑うのか?それとも銭形がついに彼を捕らえるのか?いや、そんなことは誰にもわからない。ただ一つ言えるのは、彼らの追いかけっこはまだまだ続くということ!笑いあり、アクションあり、そしてロマンスもあり──これを見ずして、ルパンを語ることなかれ!
シリーズ・関連作品
- ルパン三世 PART1 (TV第1シリーズ)
- ルパン三世 PART3 (TV第3シリーズ)
- ルパン三世 PART4
- ルパン三世 PART5
- ルパン三世 PART6
- ルパン三世 カリオストロの城
- ルパン三世 ルパンVS複製人間
- ルパン三世 THE FIRST
- OVA『ルパン三世 風魔一族の陰謀』
予告動画
初期原作
『ルパン三世』の原作は、モンキー・パンチによって1967年から「週刊漫画アクション」で連載されました。漫画版は、ブラックユーモアとバイオレンスが色濃く描かれ、ハードボイルドな世界観が特徴です。現代のイメージとは異なり銃撃戦や騙し合いが日常茶飯事でまさに「アウトロー」の象徴でした。
シリーズ最高名作と言われる理由
「ルパン三世 Part2」は、なぜ数多いシーリズの中から名作と呼ばれるのか? それは単に面白いからではなく、「これぞルパン!」と誰もが納得する要素がギュッと詰まっているからです。見どころを一つひとつ解き明かしていきましょう。
1. ルパン三世というキャラクターの確立
「怪盗紳士」という言葉がこれほどしっくりくるキャラクターがいるでしょうか。いや、いない! ルパンはただの泥棒ではありません。粋でおしゃれで女好き、時にはおどけ、時にはシリアスに決める。前作の『ルパン三世 Part1』では大人向けのハードボイルドな雰囲気が強かったものの、本作ではユーモアとアクションのバランスが絶妙になり、ルパンのキャラが最も魅力的に描かれています。
2. 伝説のテーマ曲が誕生
「♪テレレレッテレー!」と聞いただけで心が躍る「ルパン三世のテーマ」。この名曲が生まれたのがPart2です。大野雄二によるジャズ&ファンク調の音楽は、作品のスタイリッシュさを何倍にも引き上げました。OP曲だけでなく、劇中のBGMも神がかり的なカッコよさ。特にカーチェイスやアクションシーンの盛り上がりは異次元レベルです。
3. 個性的なゲストキャラとストーリー
一話完結形式で進むこのシリーズでは、毎回異なる魅力的なゲストキャラが登場します。ルパンのライバルとして登場する殺し屋や、ルパンを翻弄する美女、さらには意外な人物まで。そのたびに違ったテイストのエピソードが楽しめるため、飽きることがありません。「次はどんな敵が出てくるんだ?」とワクワクしながら見続けてしまうのです。
4. ルパンと仲間たちの絶妙な関係性
ルパン、次元、五ェ門、不二子、銭形。彼らの関係性がPart2でより深く、魅力的に描かれるようになりました。どんなに危険な状況でも背中を預けられる相棒・次元、剣の腕は天下一品の五ェ門、ルパンを出し抜こうとするが、どこかで信頼関係がある不二子。そして、決してルパンを捕まえられないけれど、実は誰よりもルパンを理解している銭形警部。この5人の掛け合いこそが、ルパンの世界を唯一無二のものにしています。
5. 宮崎駿の関与と「カリオストロの城」への布石
本作の一部エピソードでは、後に『ルパン三世 カリオストロの城』を手掛ける宮崎駿が関わっています。彼の手掛けたエピソードは、作画の緻密さやストーリーの奥深さが際立ち、ファンの間でも特に評価が高いです。こうした試みが後に名作『カリオストロの城』を生み出す土台となったことを考えると、Part2がいかに重要な作品だったかが分かります。
ルパン三世 パート2(TV第2シリーズ) 人気の話 5選
第1話 「ルパン三世颯爽登場」
ルパンが赤ジャケットに衣替えして登場!次元や五ェ門との息ぴったりな掛け合い、そして銭形との激しい攻防戦が繰り広げられる記念すべき第1話。
第20話 「追いつめられたルパン」
ルパンがついに銭形に捕まる!?これまでの逃げ足の速さはどこへやら、絶体絶命のピンチに陥るルパン。しかし、ここからが彼の真骨頂!
第99話 「荒野に散ったコンバット・マグナム」
次元の愛銃であるコンバット・マグナムが盗まれる!「俺の銃に触るな!」という次元の叫びが響く、熱きバトル回。
第145話 「死の翼アルバトロス」
宮崎駿が演出を手掛けた傑作回。空飛ぶ巨大兵器アルバトロスを巡るスリリングな展開はまさに映画級のクオリティ。
第155話 「さらば愛しきルパンよ」
シリーズ最終回にして伝説の回。ルパンが最後に仕掛けるトリックは?銭形との名勝負が幕を閉じる瞬間を見逃すな!
※忙しい人向けの簡単ネタバレ
▼▽【承認して見る】▼▽
ネタバレ注意
ルパンは数々の宝を狙い、銭形に追われながらも見事なトリックで逃げ続ける。しかし、最終回ではついに捕まるかと思いきや、それすらも彼の計算のうち。煙とともに姿を消し、銭形が「また逃げられたか…」と天を仰ぐ。ルパンの旅は終わらない、それが彼の生き様だからだ。
有名なセリフ
- 「俺の名はルパン三世、盗めぬものは何もない!」(ルパン三世)
- 「ルパーーン!逮捕だーー!」(銭形警部)
- 「俺の銃に触るな!」(次元大介)
- 「またつまらぬものを斬ってしまった…」(石川五ェ門)
- 「女は度胸、男は愛嬌よ!」(峰不二子)
作品功績
興行収入

興行収入:TVアニメ版のため非公表
受賞歴

1978年 日本アニメ大賞 優秀作品賞受賞1980年
アニメグランプリ最優秀作品賞受賞2017年
東京アニメアワード フェスティバル特別賞受賞
ルパン三世 パート2のOP・ED
ルパン三世 part2で使用されているオープニング曲とエンディング曲はこちらです!
オープニングテーマ(OP)
🎵 「ルパン三世のテーマ」(作曲:大野雄二)
この曲は言わずと知れたルパンシリーズの代名詞!軽快なジャズサウンドに、疾走感あふれるメロディーが特徴です。『Part2』では、何度もアレンジが変わりながら使われました。
エンディングテーマ(ED)
🎵 「ルパン三世 愛のテーマ」(作曲:大野雄二)
ルパンのクールな一面とは対照的に、しっとりとしたバラード。ロマンチックなメロディーが流れる中、哀愁漂う映像がエンディングを彩ります。
解説【起・承】
ルパン三世といえば、盗みのプロフェッショナルであり、世界中の警察を手玉に取る大泥棒。しかし、ただの泥棒ではない。華麗に盗む、スマートに逃げる、そしてなぜか憎めない。彼の周りには個性豊かな仲間たちが集まり、泥棒稼業はまるで一流の舞台演劇のよう。五右エ門の斬鉄剣が光り、不二子の甘い罠が待ち受け、次元の銃弾が火を吹く。そのすべてをかいくぐり、ルパンは今日もお宝を狙うのです。その戦いの舞台は、エジプトのピラミッド、ロンドンの霧の街、はたまたカジノのきらめく世界、時にヨーロッパの古城、果ては宇宙まで!――まるで映画のように目まぐるしく展開するのが、この『ルパン三世 PART2』の醍醐味です。

スタッフによる作成画像
彼らの行く手を阻むのは、執念の鬼警部・銭形。まるで影のように追い、時には間抜けながらも、決して諦めない。その追跡劇が、本作の最大の見どころの一つ。ルパンの野望、悪党たちの陰謀、美女との駆け引き――すべてが絡み合い、1話完結ながらも見ごたえたっぷり。ルパンは、決してただの泥棒ではない。彼の盗みは、時に悪を懲らしめ、時に恋を生み、時に誰かの運命を変えるのです。ルパン三世の物語、それはただの盗みの話ではなく、まるで運命を賭けたゲームなのです。テンポの良い展開、ユーモア溢れる会話、そして予想もつかない結末。それが『ルパン三世 PART2』の世界なのです。
解説【転・結】
だが、すべての物語には波乱がつきもの。ルパンの計画はいつも完璧、かと思いきや、そこに待ち受けるのは、予測不能な大逆転。敵の策略、仲間の裏切り、そして不二子の気まぐれ――どれひとつとして油断はできません。そして忘れるなかれ、銭形警部の追跡は執念そのもの。彼の辞書に「諦める」の文字はない。「ルパーン!」の叫びとともに、数々の作戦をかいくぐってきたルパンも、時には追い詰められる。捕まるか、逃げるか、策を練るか、それとも……?しかし、ここで終わらないのがルパン三世の真骨頂。

スタッフによる作成画像
どんな窮地に陥っても、最後の最後に切り札を持っているのが彼の流儀。大胆不敵な逆転劇、誰も予想しなかった意外なオチ、そして銭形警部の悔しがる姿――そのすべてが『ルパン三世 PART2』の魅力なのです。そして、観客は知っている。どんなに絶体絶命の状況でも、ルパンは華麗に去っていく。世界が彼を待っている限り、彼の冒険は終わらない。次はどんな宝を狙い、どんな罠にハマり、どんな逃亡劇を見せてくれるのか。そう、ルパン三世は永遠に「次のターゲット」を求めて走り続けます。絶対に捕まらない。「次はどんな手を使うんだ?」と観客をワクワクさせながら、今日もルパンは華麗に去っていく。銭形警部の「ルパーン!!」という叫びを背に受けながら・・
ルパン三世 パート2(TV第2シリーズ)のまとめ
『ルパン三世 PART2』は、ただのアニメではありません。これは冒険です。これはロマンです。そして、これは人生そのものです。時に笑い、時に驚き、時に切なく、時に「ルパン、そこはダメだろ!」とツッコミたくなる。彼は泥棒でありながら、どこか憧れてしまう存在。なぜなら、彼は自由だから。ルールも常識も超えたところで生き、愛する者を騙しながらも、決して見捨てない。そして何より、絶対に捕まらない。「次はどんな手を使うんだ?」と観客をワクワクさせながら、今日もルパンは華麗に去っていく。銭形警部の「ルパーン!!」という叫びを背に受けながら。
あなたにおすすめ
余談・小ネタ
『ルパン三世 PART2』には、知れば知るほど楽しめるトリビアがたっぷり。例えば、オープニングの名曲「ルパン三世のテーマ」は、実は何度もアレンジされている。テンポが速かったり、ジャズ調になったり、その時代に合わせたアレンジが施されているのです。そして驚くべきことに、銭形警部の名台詞「ルパーン!」は、声優・納谷悟朗のアドリブから生まれたとか。
さらに、ルパンの赤いジャケットは、制作陣が「目立つ色にしよう」と考えた結果だったという説も。確かに、あの赤いジャケットがなければ、ルパンの印象は大きく変わっていたかもしれません。こうした裏話を知ると、ますます『ルパン三世 PART2』の世界が奥深く感じられるのではないでしょうか。

更新日: 2025-04-10