作品紹介

あらすじ

和泉正宗は高校生でありながら人気ライトノベル作家として活動しています。しかし、彼の家族構成には秘密がありました。それは、引きこもりの妹・和泉紗霧が、実は正宗の作品の挿絵を担当しているイラストレーター「エロマンガ先生」だったのです。
正宗は幼い頃に両親を亡くし、妹・紗霧と二人きりで生活しています。しかし、紗霧は部屋に閉じこもりがちで、まともに話すこともままなりません。ある日、正宗が彼女の素顔を知ったことで、兄妹の関係は大きく変化していきます。
そんな中、正宗は同業の作家・山田エルフや千寿ムラマサと出会い、彼女たちとも関係を築いていきます。さらに、エロマンガ先生としての紗霧の才能が注目を集め始めることで、正宗は自分の作品を通じて紗霧との絆を深めようと奮闘します。正宗と紗霧、そして個性的なキャラクターたちが織り成す、笑いあり、感動ありのラブコメディが展開していきます。
登場キャラ一覧
和泉正宗(いずみ まさむね)|CV:松岡禎丞
本作の主人公で、ラノベ作家の高校生です。筆名「和泉マサムネ」で活動しており、紗霧を支える良き兄です。両親を亡くしてからは紗霧と二人で暮らしており、紗霧のイラストを元にした小説を書いています。紗霧に対しては兄としての愛情だけでなく、作家としても深い信頼を寄せています。正義感が強く、どんな状況でも紗霧を守ろうとする姿勢が印象的です。
和泉紗霧(いずみ さぎり)|CV:藤田茜
正宗の義理の妹であり、「エロマンガ先生」としてイラストを描いているヒロインです。極度の人見知りで、家から一歩も出ずに引きこもって生活しています。正宗の小説の挿絵を描いていますが、その正体を隠して活動していました。正宗に対して兄以上の感情を抱いており、照れながらも素直になろうとする姿が可愛らしいです。
山田エルフ(やまだ えるふ)|CV:高橋未奈美
正宗の隣に住む人気ラノベ作家です。金髪のツインテールが特徴的で、性格は明るく積極的です。自分の才能に絶対の自信を持っており、正宗に対しても好意を持っています。正宗に積極的にアプローチをかける一方で、作品作りに対しては真剣な姿勢を見せます。ツンデレ気質で、感情がストレートに出るタイプです。
高砂智恵(たかさご ちえ)|CV:石川由依
正宗の幼馴染で、本屋「高砂書店」の店主の娘です。明るく人懐っこい性格で、正宗に対してはフランクに接します。正宗の作品や紗霧のイラストを心から応援しており、何かと相談に乗ってくれる存在です。物語の中では恋愛感情をほのめかす場面もあり、正宗にとっては心の支えになっています。
千寿ムラマサ(せんじゅ ムラマサ)|CV:大西沙織
正宗の小説に影響を受けたラノベ作家で、筆名は「千寿ムラマサ」。冷静でクールな性格ですが、正宗に対しては並々ならぬ思いを抱いています。正宗に「自分の作品を書かせないために」ラノベ作家になったと語るなど、正宗への愛情が強く描かれています。バトル系の小説を書くことが得意です。
神野めぐみ(じんの めぐみ)|CV:木戸衣吹
正宗のクラスメイトで、生徒会長を務めています。社交的でリーダーシップがあり、正宗や紗霧にも積極的に関わります。紗霧に対しても「友達になりたい」とストレートに話しかけるなど、裏表のない性格が魅力です。人付き合いが苦手な紗霧にとって、大きな存在となっています。
神楽坂あやめ(かぐらざか あやめ)|CV:小松未可子
正宗の担当編集者です。仕事に対しては非常に厳しい姿勢を見せますが、正宗や紗霧の才能を信じて全力でサポートしています。正宗に対しては「作品をもっと有名にする」という編集者としての責任感が強く、時に厳しい言葉をかけることもありますが、信頼関係は厚いです。
瀬川(せがわ)|CV:内匠靖明
正宗が参加するラノベ作家の集まりで知り合った男性作家です。フランクで誰に対しても物怖じしない性格です。正宗の才能を認めており、ラノベ作家仲間としてよく相談に乗っています。場を和ませる存在として、正宗にとっても頼れる存在です。
関連シリーズ

「エロマンガ先生」は、伏見つかさ原作の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』と同じ世界観を持つ作品です。
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』のキャラクターや設定が部分的に登場し、正宗や紗霧のストーリーと繋がりを持っています。特に、山田エルフや千寿ムラマサのキャラクター設定には、同じ作者ならではのこだわりが感じられます。
また、OVA「エロマンガ先生 OVA」(2019年1月16日発売)は本編の後日談として、正宗と紗霧の関係をより深く描いた内容になっています。
オープニング
エンディング
人気のシーン

第1話「妹と開かずの間」
正宗が「エロマンガ先生」の正体が紗霧であることを知るシーンです。正宗は「エロマンガ先生」のライブ配信を見て、イラストを描いている人物が妹の紗霧だと確信します。その後、部屋に駆けつけて紗霧に問い詰めると、恥ずかしそうに顔を真っ赤にしている紗霧が「見ないで…」と言いながら布団に隠れる様子がとても可愛らしく、視聴者の間でも「尊い」と話題になりました。
第4話「エロマンガ先生」
正宗が紗霧に「一緒に作品を作ろう」と提案するシーンです。紗霧は初めは乗り気でなかったものの、正宗が「お前のイラストがあるから俺は書けるんだ」と真剣な思いを伝えることで、紗霧が顔を赤らめながら「兄さんがそこまで言うなら…」と承諾します。紗霧の恥ずかしそうな表情と、正宗のまっすぐな思いが伝わる感動的な場面です。
第6話「和泉マサムネと一億冊のラノベ」
正宗が紗霧に新作を書き上げることを誓う感動のシーンです。紗霧が「私のために書いてくれるの?」と涙目で聞くと、正宗は「もちろんだ」と力強く返します。その後、紗霧が「楽しみにしてるから…」と頬を染めて微笑む姿が可愛らしく、兄妹の絆が深まった瞬間です。
第8話「夢見る紗霧と夏花火」
紗霧が正宗に「私、兄さんのこと…」と言いかけるシーンです。紗霧は花火を背景に勇気を振り絞って自分の気持ちを伝えようとしますが、恥ずかしさのあまり途中で言葉を詰まらせます。正宗が「ありがとう、紗霧」と優しく受け止める姿に、兄妹の微妙な関係性や紗霧の成長が感じられる名シーンです。
第10話「和泉マサムネと最後の一冊」
正宗が紗霧に自分の思いを告げる重要なシーンです。紗霧が「兄さんの小説が大好き」と涙ながらに伝えると、正宗は「俺はお前のイラストがあるから頑張れるんだ」と返します。二人が手を取り合い、紗霧が涙ながらに「これからも一緒に作ろう」と微笑む場面は、感動的なクライマックスとなっています。
見れるVODサイト
まとめ
『エロマンガ先生』は、兄妹の絆と恋愛、そして創作に対する情熱を描いたラブコメディ作品です。正宗と紗霧の関係は、兄妹という枠を超えた信頼と愛情に発展していきます。
本作は、伏見つかさ原作の『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』とも世界観が繋がっており、伏見作品のファンにとっても見逃せない内容です。キャラクターの魅力や、ラノベ作家としての正宗の奮闘がリアルに描かれており、視聴者に共感を与えます。
更新日: 2025-04-13